ないしょのラッキードール
ないしょのラッキードール(漫画):天原ふおん作、花とゆめCOMICS、白泉社刊
うーん、ちょっと迷ったんですが、この作品は私的にはぎりぎり百合じゃないと思うラインです。
ほんのわずかな差なんですけどね。
人形師の女の子六花が、引越し先のお城でお城の精の女の子ローズと仲良くなって不思議な体験をするというメルヘンちっくなファンタジーものですが舞台は現代日本です。
百合はほんのかすかにしか入っていませんが、メルヘンとか大好きなのでお話としては楽しめました。
というか、読んだことのないお話だったら、ほぼ無条件で面白いと感じてしまう性分なんですが^^;
唯一の例外が、シーリング・パレスという小説でした。好きな方には申し訳ないのですが、あの本だけはつまらないと感じてしまいました。
主人公の少女が、物語の終盤で決心した選択が、投げやりというか、かなり後ろ向きな気がして、『おいおい、それ、主人公がする決断じゃないだろ』と思いました。
あまり、批判的なことは言いたくないのですが、この本だけはハズレだと思いました。
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