観てきました。以下、記憶だけが頼りの、ネタバレを含む感想です。
お、上手いな。と思ったところもありましたが、それ以上に、ふざけるな!とか、こりゃダメだ。と思ったところが多くて残念でした。
冒頭、戦闘から入る掴みは良かったのですが、その後の日常描写で、いつものようにだらしないエリモネを見たり、アラタ使いの荒いハイドとアグリを見て脱力。最近はマシになってきましたがこの頃はまだこんな感じだったかと思いました。
シンケンレッド登場は興奮しましたが、戦闘後のアラタと丈瑠の会話がやけに説明口調で不自然で気になりました。
丈瑠のアラタへの対応が柔らかかったのは、シンケンジャーVSゴーオンジャーでの走輔への対応を反省してでしょうか。
丈瑠の爺へのセリフや、流ノ介の登場シーンは、第一幕を思い出して懐かしく感じました。しかし、その後の、流ノ介のゴセイジャーに対する反応は違和感を覚えました。あんなに沸点の低いキャラではなかったと思うんですが。
流ノ介が天装術を見て「モヂカラ!?」と驚くのは良い演出でした。
千明が登場後は続々と侍達が集まるのかと思ったら、丈瑠が攫われ一旦退却でしたが、そこでの流ノ介と千明は沸点が低過ぎたと思いました。まあ、あのアラタを見たら気持ちは分からなくもないですが。
何せ、根拠もないのに「諦めなければ何とかなる」とか「ブレドランは三途の川には行かない」とか言ったりしたあげくに「どこに行ったか当てはない」でしたからね。こいつ、馬鹿だと思いましたよ。敵がどこからやって来てたかまったく気にしてこなかったツケですね。
残りの侍達とゴセイジャーが出会うシーンはなかなか楽しめました。ゴセイジャーの待ち方とか、大根も引き抜けないアグリさんがよく二人を運べたなとか、ことはの護星天使に対するツッコミとか。
外道殿。丈瑠が絶対にしそうにないあの邪悪な「ニヤリ」は良かったです。黒いスーパーシンケンレッドも正直、かなり格好良いと思いました。
納得いかないのが、何度攻撃を受けてもまったく変身しなかった侍達です。いくら動揺していたとしてもあそこまで無防備でいる人達ではないはずなのに……最初の一撃はともかく、ずっと無防備なのはどうかと思いました。
落ち込む侍達。「あの時、アラタだけは諦めてなかった」『アラタだけ』って……
侍達にアラタを認めさせたいのは分かりますが、何で彼等を貶めたんですか。この人達が諦めるわけないのに……
千明が謝らないのに違和感。最後には謝りましたが、彼はもっと真っ直ぐだったはず。
天装術とモヂカラの組み合わせは、属性を合わせて上手いことやったなあと思いました。
強過ぎる外道シンケンレッドのアクションシーンは痺れましたが、流ノ介が「アラタが来たら何とかなる」的なことを言い出した時はアラタを持ち上げるのに使われた。と思わず頭を抱えました。というか、何で「反」のモヂカラを使わなかったんでしょう。丈瑠に命の危険があるから?
でも、彼等なら丈瑠を信じて打ち込みそうなんですけど。
ダイゴヨウを先に行かせた意味は?ゴーカイジャーの顔見せのために無理矢理行かせた印象でした。ゴーカイジャー自身は、キャラが立っていて本放送が益々楽しみになりました。「映画らしい」や「海賊版」発言も笑えました。
しかし、シタリがあっさり終わって少し寂しかったですね。
シンケンジャーが技名を叫びだしたのはダイスオーに合わせてでしょうか。
護星界への道の閉じ方は気に入りました。
全員スーパー化やオリジナル合体等、VSシリーズならではの展開はやはり良いものです。傷付いて倒れているのに無理矢理呼び寄せられて焦るゴセイナイトには笑いましたが。
ラスト、帰って行くシンケンメンバーを見て、ああ、これで侍達とは本当にお別れなんだなと寂しくなりました。
エンディングのラストに流れたのはゴーカイジャーのエンディングでしょうか。テロップが無いので気になりました。
そして、最後の最後に思ったのは、出番がエンディングのみの髭男爵の扱いは酷過ぎないかということでした……
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