久しぶりに百合作品を紹介できて一安心です。
最近、百合アンテナの感度が悪くなったのか、興味を引かれて紹介したくなるような事柄になかなか巡り会えませんで。
そんな中で久しぶりに楽しめる百合作品と出会えたので紹介します。
でびるbox あくまで姉妹!:広井王子原作、あおしまたかし作、爆天童画、電撃文庫、メディアワークス刊
「さあ、わたしにちゅーをしろ」(レイハ)
七穂家の次女レイハが末っ子の主人公ひかりに言った言葉。
必要に迫られて言った言葉なんですが、いきなりそんなこと言われたら誰でも驚きますって。
ストーリーは
小学校に上がる前、一人きりの家族である母が他界して、天涯孤独の身となった主人公ひかりのもとに姉を名乗る風変わりな6人がやってきます。
ひかりはそんな姉たちと楽しく暮らしていくのですが、13歳の誕生日に突然姉たちがみんな消えてしまって――
といった感じです。
6人の姉たちはみんな、ひかりのことが大好きですし、ひかりのクラスメイトの友人二人もひかりにラヴと、そういう設定だけで楽しめる僕にとってはかなりの当たりでした。
アンソロジーなどで活躍している爆天童さんのイラストもとてもかわいく、小説の方も楽しみながらいつもよりすいすいと読めたので文句無しでお気に入りの作品になりました。
正直、原作が広井王子さんということでちょっと買う気が減ったんですが。
別に広井さんが嫌いというわけではありませんし、サクラ大戦や天外魔境などのヒット作品を生み出した手腕は凄いと思っているのですが、基本的に僕はマイノリティ嗜好なんです。
ベストセラーと言われている作品はほとんど読んだことがありません。
何となくメジャーなものには興味があまり持てなくて、マイナーな方へマイナーな方へ流れて行きます。
我ながらヒネクレていると思いますが(苦笑)
大多数向けのメジャーなものよりも、自分個人が本気で楽しめるマイナーなものをいつも探しています。そんなだから、百合というジャンルにもはまったんでしょう。
メジャーでも自分が面白そうと思ったら見たり読んだりはするんですけどね。
涼宮ハルヒの憂鬱とか。
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